2006.3.21
会津彼岸獅子・5

神明通りリオンドール前


リオンドール(チェーン店のスーパー)なんて小洒落た名前になりましたが、
数年前までは「ライオン堂」だった事は忘れません。

歌も歌えますよ、ライオン堂の。前奏部分もバッチリ。

「春〜そして夏〜、秋〜そして冬も〜
あなたと私の〜ライオン堂」

ライオン堂でバイトをしていた事のある友人が
「あれって開店直後とかにしか流れないはずなんだけど、
歌えるっておかしいよ」と言いました。

いえね、ライオン堂は幼少時から馴染みの店なんですよ。

神明通りといえば、かつてあった長崎屋の歌も歌えますけど。

「サン、サン、サンバード、長崎屋のサンバード」

つまり、結構歌を覚えるのが得意みたいです(笑)





いやー、アーケードの下は想像以上に暗いわ。
今までフラッシュばっかり使っていましたし、かなりの枚数を撮影したので、型は古いがシケには強い私のデジカメも、すでに「電池切れそうマーク」が点灯しています。

この写真はフラッシュありです。








たぶん「庭入り」。
きっと、演目の名の通り、最初に踊る決まりなのでしょうね。








バッテリーが切れそうなので、基本的にフラッシュ無しです。








彼岸獅子って、撥を持っている手の形が格好良いですよね。







アーケードの外は大雪なので、コントラストが変です。








うわあ、近い。









フラッシュ無しだと、動きが良く分かって良いですね。







撥で括弧を叩いています。
右側にリオンドールがあるので、リオンドールに向かって踊っています。



私の友人の家※は、事前に獅子団に頼んでおいて回ってもらったそうです。獅子はその頼まれた家に向かって踊るのです。本来、そういうものなのです。
それにしても羨ましいなあ、獅子が普通に回ってきてくれる環境で。

※若松ではありません。






幣舞。






この時、小松獅子団の人に教えてもらいました。

「太夫獅子は、子供を食べたいんだよ」
「えっ!?食べるんですか?」
「騒がないように、一緒に遊んで安心させようとしているんだよ。」







「でも、一緒に遊んでいるうちに楽しくなっちまって、食わないで帰るっていう内容。」


へ〜!!これは知りませんでした。面白いなあ。分かって見るのと、知らないで見るのとでは面白さが全然違うではありませんか。

こういう彼岸獅子のまとめサイトとか、まとめた本とかがあれば良いのになあ。
あと、各獅子団の踊りや演奏を撮った資料的なビデオも欲しいです。

会津図書館には彼岸獅子のビデオがありますが、あれは資料としては不十分です。








彼岸獅子はライオンではなく、山に住む猪やカモシカなどの動物がモデルと言われており、山の神様の化身、もしくはお使いと考えられていたので、田畑で悪さをしても懲らしめられません。だから、悪さをせずに楽しく遊んで帰る事を願って、その様子を真似て踊ったといわれています。

きっと、それと同じで、この幣舞は「山に住む動物に子供が食われないように。楽しく遊んで帰るように。」という願いが込められているんじゃないかなあ。







楽しそうです。








幣舞はバンザイで終了です。








小僧君、お疲れ様。







弓は左側にあるので、太夫獅子も正規の位置に居ます。








「これは女獅子舞だよ」と教えてもらいました。

本当だ、初めて見ました!







女獅子のソロかあ〜。






同じく女獅子のソロ、「棒舞」も見たいなあ。
来年、見せてもらう約束を取り付けたので、楽しみです(^^)







女獅子の頬掛けは鶴です。







あっと、手が切れてしまった。







今度はブレてしまった(^^;








「山おろし」?







暗いのでぶれますが、動きが分かります。







括弧を叩きます。







輪になります。







最後は頑張ってフラッシュをたきました。

幣舞小僧の幣束が一枚ちぎれて飛んできたので返そうとしたら
「縁起がいいからもらっておきな」と言われたので、いただきました。


次は愛眼堂前か、遠くないし時間もあるし、散歩のつもりで行ってみよう。

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