2003.3.21

あいづひがんじし
会津彼岸獅子


天寧彼岸獅子が阿弥陀寺で舞っている間・・・。

城の付近を楽しくフラフラしていました。

阿弥陀寺に行けば良かった・・・。
どうして見に行かなかったのかといえば、
鶴ヶ城で14時に同じ天寧獅子団が舞うからいいかなと思ったんです。

でも、後で聞いたら演目が違ったらしいです。
むー、残念。





日新館スイミングスクールの人に場所を聞き、
ようやく発見しました。

会津藩校日新館の跡地に唯一残る本物天文台跡を。

本物の日新館は、戊辰戦争灰燼に帰してしまいました。

現在ある「観光施設としての日新館」は、本来あるべき会津若松市内ではなく
会津若松市に隣する河東町に再建されています。

・・・本当の日新館は、鶴ヶ城の西出丸の道を挟んですぐ西側
郭内の一等地にありました。

私も、以前は「河東町に再建されているもの」が「本当の場所」だと思い込んでいたので
どちら様もお間違いなきよう。

あんなに遠いところに、会津藩士の師弟は通えません。



※日新館レポと天文台跡地レポは別の機会に・・・。
※天文台跡のてっぺんにあるのは、神式の小さい社です。





 

日新館跡地から東を眺めると、道路を挟んですぐ
鶴ヶ城西出丸の石垣が見えました。

位置関係はこれでご理解いただけますよね。

あーあ、本当ならここに日新館があったのに・・・。

市内を歩いていると、郷土が蹂躙された傷跡がそこかしこに見えます。







城とソフト。

昼食抜きでフラフラしていたのでお腹がすきましたが
一時帰宅するにも中途半端な時間だったので
ソフトを買って食べました。


そんなこんなで、14時から天寧獅子団の舞が始まりました。





先ほどの下居合獅子団とは履物が違います。
獅子団によって着物や小物の色柄が違ったりします。

※このデジカメはデジタルズームしかできない機種だったので
鮮明じゃありません。残念。







テレビ局の人が私の前に来ました。









記念撮影。







一緒に撮ってくれます。






大人気です。






この後私も撮ってもらいました。








今回、一番気に入っている写真です。

彼岸獅子を始めとし、福島県内のほとんどの獅子頭の口は
開かない構造
になっています。
獅子頭を頭の上に固定して舞うのですから、口を開ける必要が無いのです。
小太鼓を叩く為に両手も塞がっていますし。

なのに、小さい子を連れたおかーさん方は「齧って下さい〜」と子供の頭を差し出します。

え?彼岸獅子ってどういうものなのか知らないで見ていたの?
地元の人っぽいのに。

獅子達は「ごめんな〜、齧れないんだ」と言って子供の頭を撫でてくれます。

そこにじーちゃんがやってきて
「オレも齧ってくろ〜」と頭を下げた瞬間です(笑)


ちなみに彼岸獅子の獅子頭は張子でできているので
見た目より軽いのではないかと思っています。


天寧獅子団は、この後市内でも舞うので
急いで追いかけます。

先回りだ!!



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