会津葵本店 & シルクロード文明館


「起上り小法師レポ」を補完するために、「小法師の菓子」を買いに行ってきました。
(たまたま通りかかって思い出しただけなのですけど。)




会津葵本店の外観。
鶴ヶ城北出丸の所にあります。

台風23号の影響で雨がザアザア降っています。







八角形の小箱には、様々な和菓子が入っています。
干菓子とか。

で、小法師の菓子をゲットです。
903円でした。



↓敷いてあるのは会津木綿。


菓子を入れてもらった紙袋です。

ガーン。

「会津葵」という店前なのに、「会津葵」じゃありません。

ガッカリ。

これは徳川宗家の葵だよ!

「葵の紋なら何でも同じ」と安易に使わないで欲しいです。
店名にしているなら尚更です。



本物の会津葵はコレです。(興徳寺の門に刻んであったものです)

パッと見ただけでも、葉っぱの区切りがギュッとしている点から
宗家の葵と違う事が分かるでしょう。

会津葵は19枚、宗家は13枚です。






気をとりなおして進めます。
紙包みです。







紙包みの下には縁起物の風車が。
きちんと十日市の雰囲気を意識していて良いと思います。






蓋を開けると説明書が。






雪国会津では元旦の初音売りで明けます。続いて十日市に風車や小法師が並びます。初音、風車、小法師を会津三縁起といい、小法師は家族の数より1つ多く買い求め、神棚に供えて無病息災を祈ります。縁起菓子起上り小法師は、小豆餡と白小豆餡を用い、石衣で包んで雪の情緒を表現しました。

おことわり
お菓子に巻かれている紅い帯紙は、風情を出す為の弊舗苦心の創作でございます。食紅を使用して特別調整した染紙ですので、お菓子に色が付着しても、お子様が紅紙をなめられても心配ございません。





これは文句無く良い感じです。

小法師もきちんと山田民芸工房の物で、こだわりが感じられます。

手提げ紙袋の「葵」間違いが無ければ、会津人としてパーフェクトと評価できたのですが。残念です。







透ける赤紙が良い感じです。
本物そっくりです。






白い紙を取ると、餡子玉が姿を表します。
「石衣」というのは、石を思わせる硬さの餡子玉に白砂糖の粉をかけたものだそうです。





餡子を割るとこんな感じ。
餡子は普通においしいです。
個人的には白い方が好きです。

それにしても山田民芸工房の小法師はステキです。







会津葵本店のすぐ裏側(北側)には
会津葵シルクロード文明館があります。

ここも本店と同じく菓子を販売していますが、
二階から上は有料でミュージアムっぽくなっています。
以前入ったことがありますが、雰囲気が面白かったです。







「何故シルクロードなのか?」と
以前店員さんに聞いたところによると、
経営している人の趣味の延長だとか何とか(うる覚え)。

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