会津秋まつり2006.7
会津藩ゆかりの方々が集っている場所に顔を出した後、帰陣式が終了した本丸にやってきました。お勤めが終わった友人知人、それに殿にも拝謁しなければ。 我々は、殿にお会いできるこの機会をとても楽しみにしているのです。 武者達が退場していきます。 ぞろぞろ。 帰陣式が終わったので、観客は家路につきます。 武者達は、戻る前に記念撮影があります。 友人知人はどこかな〜。 ちょっとずつ場所をずらしながら、複数の部隊が同時に写真撮影を行っています。 もちろん、鶴ヶ城をバックに。 さて、無事に友人たちと合流できました。 殿には是非ともご挨拶したいので、お探しします。 「殿は?」「殿は?」「あ!あそこです!」 「殿、お久しぶりです!」 写真撮影を終えて休憩なさっておられた殿(保久様)にお声をかけて、一緒に写真を取っていただきます。(我々は、光栄な事にすでに顔を覚えていただいております。我々が何者(?)なのかもお伝えしてあります。) 友人の一人が「あれ・・・保定様じゃない?」 「ええ?まさか」 「本当ですって!」 「本当だ!!」 保定様にお声をかけます。 「お久しぶりです!」 「どうして普通にいらっしゃるんですか?もっと特別待遇してもらわないと!」 「引退したからいいんだよ(笑)」 それでは無礼に当たると思うんですけど・・・。 だって、普通の一般客の雑踏にまぎれておいででした。 この中で保定様を見つけるなんて、友人すごいなあ。 「孫も来てるんだよ」 「ええ?15代目が?」 という訳で、なんとも光栄な事に、会津松平家13、14、15代目に一度に拝謁する事がかないました。 ぼっちゃんのお顔はお出ししない方が良いと思いますので、後姿だけ。 右側に居るのは作家の早乙女貢氏。保定様とお親しくお話なさっておられました。 左側に居るのが横山主税役の方です。お花祭り関係者の方でした。 それにしても、保定様は容保公に良く似ておいでですね〜。 「会津松平家のお殿様」「13,14,15代目がお揃いなんて凄すぎる!」と言いながら撮影させていただき、一緒に撮っていただこうと思ったら、無関係の一般人が聞きつけてきて「おれも」「おれも」みたいな感じで割り込んできて、我々が彼らを撮ってあげる形になって、「はあ?」って感じでした。 ・・・私たちを撮ってくれよ。 そういえば、会津藩ゆかりの方々が集っている場所がありました。 「保定様がお顔を出してくだされば、皆喜ぶと思うのですが・・・」 「じゃあ行こうか」 友人が言いました。 「逆に、向こうに来てもらうべきじゃないんですか?」 そりゃそうだ。臣下が拝謁に来るべきだよね。流石は友人。 「じゃあ呼んできますね」 「いいよいいよ、すぐそこなんでしょ?」 「そこの石垣の所です。御案内します。すみません。」 という訳で、畏れ多くも保定様御自らのおみ足で、その場所に来て下さいました。 その後、保久様とぼっちゃんも来てくださって、また3代揃い踏みのお写真を撮らせていただきました。 この秋まつりで最も濃い時間だったなあ・・・。 ご先祖の墓前にも報告してこないと。 次へ |