鶴ヶ城の桜 満開&晴天

2005.4.27





小彼岸桜は、博物館側は葉桜になりましたが、
陸上競技場側はまだ良く残っています。








ふらふらと通りかかったら、偶然、友人知人が花見をしていました。
呼び止められてご相伴に預かりました。

桜の和菓子です。美味しかったです。








小彼岸桜は、濃い目のピンクがいい感じです。










鶴ヶ城跡と桜の花

「花は桜木、人は武士」と古語のとおり、鶴ヶ城跡は桜の花が実に美しく、多くの会津藩士の武士道が今にして偲ばれる。

天守閣や石垣の桜の花は、とてもよく似合い、思わず「春高楼の花の宴・・・」と、土井晩翠の名作「荒城の月」の歌を口ずさむ。

しかし会津藩時代の城内には、桜ヶ馬場以外に桜樹は殆んど無かったという。
今日のように、桜の花がらんまんと咲き乱れる「花の鶴ヶ城」にしたのは、近くに住む遠藤十次郎(現夢先生1863〜1935)の尽力であった。

会津松平家からお城の管理・整備をまかされていた十次郎は、明治41年、城跡の近隣に陸軍の歩兵隊が新設された記念に、同志とともに鶴ヶ城跡内外に染井吉野の桜苗一千本を植樹することを考え、率先して奉仕作業をしながら、その成果を見守った。

十次郎はその後、爆発で岩石だらけだった裏磐梯を緑と野鳥の楽園にした植樹事業をも苦心して成功させ「裏磐梯の父」と仰がれた人物であるが、私たちは彼のような先輩を郷土の誇りとするとともに、この鶴ヶ城跡をいつまでも美しく保ってゆくよう努力していかなければならない。


成る程、ありがとう十次郎さん。
鶴ヶ城を丸ごと買い取って保存に努めた遠藤敬止さんもありがとう。

鶴ヶ城の花見が楽しめるのは、この2人の尽力によるものですね。

あと、税金を納めている我々、会津若松市民も(笑)








どこもかしこも満開です。
ゴールデンウイークには葉桜かな。







陽射しが強いです。
写真もコントラストが強くなってしまいます。








ここも、つい数日前は蕾だったのになあ。









天守閣が影になってしまっていますが、
こちら側が明るいのは午前中なので、まあ仕方ないです。








太鼓門付近より。
天守閣と桜とを、どうバランスよく入れるか、悩みどころです。

どれも良く思える半面、もっと良い構図があるのではと悩みます。







西側の帯郭より。
思ったとおり、こちら側からは光が良く当たっています。








でも、この枝にはまだ光が届かない・・・。
ここは後ろに別の桜の枝が覆い被さっている感じなので、その枝に光が遮られるのです。

蕾の時から狙っていたこの構図でどうしても撮りたいので、
今日はこの枝に光が当たるまで待機する事にします。








桜も天守閣も綺麗です。
鶴ヶ城の近くに住めて幸せです。
毎日訪れても飽きません。








何となく撮った写真ですが、結構バランスが良いかも。








「花は桜木、人は武士。」
プチもののふ君も満足そうです。









あの枝に光が射すまで、その辺をフラフラしてみる事にします。
本丸内の南側です。







月見櫓付近より。
本当に今日が最高の見頃です。満開で花は全く散っていません。
あとは散るだけです。無常。
でも、綺麗な姿を写真で残せるから幸せです。








バスガイドさんでしょうか、研修中のようです。








千小庵ゆかりの茶室・麟閣。









麟閣は濃いピンクの枝垂れ桜が綺麗です。








狙っている枝です。
ちょっと光が当たってきました。あと30分くらい待ってみるか・・・。








鉄門と桜と天守閣。
ここ、人通りが多いので、人が居ない瞬間を待ち続けて撮影しました。

まあ、個人的は、人が写っていると写真のスケール感がよく分かるので
基本的には好きなのですけど。








もののふ君「光が射してきたよ!」

よし、まかせろ!








そうそう、これが撮りたかったのです!
蕾の時から狙っていた甲斐がありました。

これは桜にピントを合わせたバージョンです。








これは天守閣にピントを合わせたバージョンです。









ピントは天守閣ですが、ちょっと遠くから撮ったので、桜もまあまあピントが合っています。









でも、この時期ですから、主役は桜かなあ。









適当に撮ったら、結構好きな写真になりました。








鐘楼より西側の帯郭を眺めてみました。
桜の海です。








桜が満開ですけど、梅もいい感じです。
香りが遠くまで漂います。








今日はこれから、石部桜と建福寺のしだれ桜と、蚕養国神社の峰張桜を見に行くので、そろそろ城を後にする事にします。






枝垂桜は可憐でラブリーですよね〜。


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