会津彼岸獅子

2005年3月20日

鶴ヶ城(天寧獅子団)




「こちらプチおたまです!
14:00からの獅子舞を見る為に、鶴ヶ城にやってきました。
彼岸の為か、大勢の観光客が訪れています!
団体客もかなりの数です!

まだ時間があるので、売店でもチェックしてみようと思います!」







鶴ヶ城の売店は面白いですよ。
最近は野口英世と赤べごの勢いが良いです。
思わず色々と買ってしまいそうです。







いつもは塩倉のところに居る大きな赤べごも
冬季間だからでしょうか、屋内に居ました。

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張り切って、30分以上も前から待機します。
例年通り、鉄門の所で待っていたら、どうも人が少ないのです。
待機中の一眼レフの人たちも訝しがっていました。

アナウンスが聞こえました。
「2時より、麟閣前にて彼岸獅子舞が行なわれます・・・」

「はあ?鉄門は麟閣からは随分離れているぞ?」と思ったら・・・。

麟閣前に人が集まっている・・・。

「やらっちゃ!!」

ダッシュで移動しましたが、一眼レフの人垣の後ろ側になってしまいました。
ガッカリ。

どうやら、鉄門付近に雪が残っており、場所を急遽変更したようです。
そういう事は、鉄門付近に掲示するなりしてくれよ・・・。
今年こそはベストポジションで撮影しようと張り切ったのに。

麟閣前で待機していた人達は、午前中に見た人から情報を得たりしていたそうです。






遅れた割には良い場所がゲットできて良かったです。
(「遅れた」って言っても早かったですからね、今年の私は。)

一眼レフおじさんの頭や肩越しですが・・・。








おおっ、かなり良い写真じゃないですか!
モザイクかけるの面倒だけど!

演目は多分「庭入り」です。








ちょっと斜めに撮ってみたり。









天寧獅子は踊りにキレがあります。









うわー、三人一緒に撮れないくらい近くで踊ってくれます。
これ、ズーム使っていませんよ。
満足満足。

係りの人が「もう三歩くらい下がって踊ってください」って言っていたくらいですから。








雌獅子と雄獅子。









太夫獅子を正面から。








動きのある写真が撮れました。
近くで踊ってくれているので迫力があります。









一眼レフおじさんの肩越しに。









天守閣をバックに踊る彼岸獅子の写真は、
いつか撮りたいなと思っていたので、大満足です。

それにしても良い場所をゲットできて良かったです。
できれば最前列が良かったけど。






丸くなりました。
多分「山おろし」です。

自分で言うのも何ですが、結構良い写真ばっかりだと思います。









お客にちょっかいを出して笑いを誘う、幣舞小僧。
目の前を駆け抜けていく瞬間を撮影しました。
本来は本当の子供の役目ですが、これはきっとおじさんだと思います。







幣舞小僧が雄獅子に幣束と鈴を手渡し、
2人で舞います。









鈴の音が軽快です。








弓舞です。
太夫獅子が弓に挑みます。

天守閣、松の雪吊り、幣束の付いた弓、「会津彼岸獅子」の旗が一枚の写真に収まっています。
いい感じでしょ。






「潜ろうかな〜、どうしようかな〜」

潜る姿を撮りたい人たちは、その瞬間を待ち焦がれてヤキモキします(笑)








「そろそろ潜ろうかな?」










「ムムッ、そろそろ潜るか!?」








ピョンピョンしています!
そろそろ潜りますよ!
弓を持つお兄さんも姿勢が変わりました。

獅子団のおじいさんが「潜るよ!」と教えてくれました。

でも一瞬の事なので撮り逃しました(^^;
去年撮れたからいいや。肉眼で見たし。

むしろ、このピョンピョン写真のほうが格好良いはずです。







「ぺこりん。」

お疲れ様でした!








獅子頭アップ。
かわいくてカッコいいのです。

そういば、市内で生まれ育ったのに彼岸獅子を見たことが無いという友人も
今年一緒に見て
「彼岸獅子ってカッコイイ!」と言っていました。

そうなんだよ。展示されている彼岸獅子は生気が無いけど
本来の、動いて踊っている姿は非常にカッコイイんだよ。

彼岸獅子の追っかけをしていた弥太たち(会津藩の下級武士)の気持ちがよく分かります。

※私は弥太の事を知る前から彼岸獅子の追っかけをしていますので、
弥太の真似をしている訳ではありません。

血が騒いだだけです(笑)

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あれ?弥太たちは武士ですが、例外的に郭外に住んでいるから彼岸獅子を見られたのでしょうか。
だって、彼岸獅子は武士ではなく庶民のものです。

郭内に住まう武士達は、獅子を見る為に郭外に出ても良かったのでしょうか。
もしくは、庶民の舞う獅子舞は、武士の住む郭内に入れたのでしょうか?
(それは無さそうな気がします。)

そのあたりがよく分かりません。

山川大蔵の逸話を聞いても分かるように、上級武士も彼岸獅子について詳しそうです。
彼岸獅子を見ていたとしたら、やはり郭外ですよね?

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そうそう、例えば武士が買い物をするといっても、郭内に商店は無さそうです。
日常の買い物などで気軽に郭外に行ったりしても良かったのでしょうか。
あれだけ立派な16の郭門を気軽に?

知らない事が沢山あるなあ。


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